あなたは初対面の人と会ったときに相手のどこを見ますか?
メラビアンの法則では、「視覚情報が55%」「聴覚情報が38%」「言語情報が7%」と言われています。
そして、その印象が決まるのは6~7秒と言われています。
つまり出会って6~7秒であなたがどんな人間かを瞬時に判断されてしまっているということです。
どんなに口が達者であっても印象を作る上での言語情報は7%しか相手に届きません。そして一度根付いた第一印象を覆すのは容易ではありません。
第一印象をよくするということは恋愛で相手と結ばれる確率を上げるだけでなくビジネスにおいても成約率を上げるための非常に重要な要素となってきます。
そんな第一印象について、今日から誰でも改善できることをまとめてみました。
■身だしなみを整える
例えばあなたの前に二人の商談相手が来たとしましょう。
一人は身だしなみを整え、髪もきれいにセットされたサラリーマン。もう一人は寝ぐせだらけで無精ひげを生やしたみすぼらしいサラリーマンです。
あなただったらどちらと契約を結びますか?
過去にアメリカのカンザス州にある大学でこんな実験が行われました。
まず二人の学生を使い、企業に全く同じプレゼンをさせます。
その際に成績の悪い方の学生にはきちんとした身なりでプレゼンを行わせ、もう一方の成績がいい方の学生にはだらしない格好でプレゼンを行わせたのです。
その結果採用されたのは「成績は悪いがきちんとした身なりをした学生」でした。
しかしその後、成績の良し悪しを企業に伝えると、今度は「成績はいいがだらしない格好をした学生」のプレゼンが採用されたのです。
これはハロー効果と言い、目立った特徴に引きずられてその他の特徴についての評価が変わる心理的効果です。
そして一番わかりやすく、万人に対して平等に効果を発揮するのが【身だしなみ】です。
身だしなみを整えることであなたの評価を底上げし、恋愛においてもビジネスにおいても有利に立ち回ることが可能となります。
■服はサイズぴったりのモノを選ぼう
服のブランドやデザインに気を取られすぎてサイズ感を疎かにしていませんか?
服に気を使わない=周りからどう思われているか気にしない
というマイナスな印象を与えてしまいます。
ボトムの丈をあわせる
ボトムの太さを意識する
シャツの肩幅をあわせる
これだけで印象は大きく変わります。
自分で判断するのが不安な場合は必ずショップの店員さんにサイズ感について聞いてみましょう。必ず合ったものをチョイスしてくれますよ!
■靴(くつ)は絶対に良いものを買う
ヨーロッパでは、「いい靴を履くと、幸せが訪れる」なんていう言葉があるくらいファッションの中で重要な役割を担っています。
服装にばかり気がとられてなかなか靴にまで手がかけられないよ。なんて方も多いと思います。
しかしそんな方にこそいい靴を履いていただきたい。理由は以下
①靴には性格が出る
普段から靴をきれいに磨くことで、「几帳面な性格」を印象付けることができます。逆に汚らしい靴を履いていると「ズボラな性格」と印象付けられてしまいます。
また、有名なブランドの靴を1足持っていると「生活に余裕がある」という印象付けをすることもできます。
②年齢を問わず話のネタになる
高級な時計や車を持っていると少しイヤミに見えてしまいますが、靴はそうはなりません。
実際に筆者はすごく年上の年代の方に良い革靴のブランドを教えていただいたり、思わぬところで話が広がった経験が何度もあります。
たとえすごく高級な靴であっても「無理して買っちゃいました。」「もう5年以上使っているんですよ。」と言えば、頑張って身なりに気を使っている、モノを大事にする人なんだと好印象を得られること間違いなしです。
③靴を変えればモチベーションが変わる
いい革靴となると洋服を買うよりも高くつきます。
ただ、少し無理して高いものを買うことによって内面的な意識も変わってきます。
「靴がきれいだから服装もしっかりしなきゃ」となれば自然と身なりにも気を遣うようになります。
それに加えて革靴は流行に流されづらく、大事に使えば10年以上余裕で持ちますのでトータルコストで考えれば決して高くはないです。
■ハキハキと喋ろう
冒頭で聴覚情報は38%の印象付けをするという話をしましたが、初対面の相手において「優しそう」「仕事ができそう」などのいいイメージを想起させる要素として声のトーンや話し方が非常に大きな割合を占めるそうです。
話す内容よりも、声のトーンや話し方が重要になってくるので、「相手の目を見てハキハキ喋る」だけでもプラスの印象を与えることができます。
■誰でもわかるブランドを一点取り入れよう
コーディネートの中にブランドを取り入れることに関しては好き嫌いがあるかと思いますので、なぜ取り入れたほうがいいのかメリットを列挙しながら解説したいと思います。
①コーディネートがシンプルであってもブランドによって高級感やこだわりを演出できる
例えば全身がユニクロなどのファストファッションであっても腕時計がロレックスであれば「お金がない」という悪い印象を回避することができます。
②話す内容に困ったときの話題作りのきっかけになる
自分の好きなブランドであれば自分のフィールドで話を進めることが可能です。
また、全身ブランドまみれだと少しいやらしくなってしまいますが、少量取り入れることによってオシャレさや拘りのある人だと印象を付けることが可能となります。
■まとめ
恋愛においても仕事においても第一印象はとても重要な役割を担ってきます。
印象upの第一歩として、すぐに始められる事もありますので、是非明日から実践してみてください。
恋愛でも仕事でも成果を上げられることを祈っております。
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